横浜市港南区のお客様、フェンスを撤去してアンカーを施工

先日デッキを撤去した現場でフェンスも解体し撤去作業が終わりました。

お客様はレンガを残したいとのご希望でしたのでレンガの内側に化粧ブロックを積みます。レンガはしっかりしているのでそのままで大丈夫そう。

RC擁壁の上にブロックがのる部分はケミカルアンカーを使用して鉄筋を立て、擁壁の幅が足りないところは基礎を造る段取りからです。

RC擁壁の上にブロックを乗せるために、足りないところに基礎を作る段取りをする。

アンカーにはいくつかの種類があり先付けアンカーと、あと施工アンカーに大別され、外構・エクステリア工事ではあと施工アンカーの出番が多いのではないでしょうか。

あと施工アンカーはその名の通り硬化しているコンクリートに後から穴をあけて鉄筋やボルト等を定着させる時に使用します(先付けアンカーはコンクリート打設前にアンカーボルトを設置しておきます)。あと施工アンカーにも種類があって、オールアンカー、ホールインアンカー(グリップアンカー)、ケミカルアンカーなどが挙げられます。

今回は高台でフェンスも比較的風を受けやすい形状なのでいちばん強いケミカルアンカーをブロック1本ごとに使用して鉄筋を立てます。ケミカルアンカーはあけておいた穴に本体を挿入して上から鉄筋を打ち込むと容器が割れて中の薬剤が鉄筋をコンクリートに定着させるというものです。その他のアンカーの説明はまたの機会に。

ケミカルアンカーをブロック1本ごとに使用して鉄筋を立てる

アンカーが使えないところは新たに基礎を造って対応することになりそうです。建物もそうだと思いますが今まで見えていなかった部分が露出することでその都度、状況判断を迫られるというのがリフォーム工事あるあるですね。

次の工程はブロック積みに入っていきます。