エクステリアデザインが住む人の個性を伝えます
近年、住宅のデザインは洗練されたものになってきています。ハウスメーカーごとの個性も感じられますが、最終的には建物に対してどのような外構(エクステリア)が組み合わされているかで印象が決まると言ってもよいでしょう。
外構を含めた外観…つまりエクステリアが第一印象のすべてであり、どんな人が住まわれてどのような生活を送っているのかを自然にイメージさせるのです。
エクステリアには建物を引き立てる役割もあります
どんなに素晴らしい建物でも更地にポツンと建っているだけでは住宅として成り立ちません。外構があって初めて『住宅』として完成するのです。
こう考えると「エクステリアって大事だよね」ということになりませんか?
そして更地の土の部分にコンクリートを打っただけよりも少し壁があったり木が植えられていたらもっとかっこよく見えますよね。さらにライトアップすると…
不思議なことに建築は単独で建っているよりも周囲の構造物や樹々と調和してより引き立つという特性を持っています。
そして優れたエクステリアは住宅の資産価値をも高めてくれるのです。
エクステリアが美しい街並みをつくります
普段何気なく住宅街を歩いても(そういう目線で見ないと)気づかないと思いますが、エクステリアは街並みの印象に大きく影響を及ぼしています。
近年は『オープン外構』と呼ばれる門扉や壁等で閉じないエクステリアが増えていますので建物そのもののデザインも景観に大きく関わっていることは否めません。そして外構を含めたトータルでの外観(エクステリア)が連なりそれが街並みとして認識されているのです。
ですから建物のデザインを含めエクステリアは個人のものであると同時に公共性もかなり含んでいるということを意識していただくと良いかもしれませんね。
日本の住宅のエクステリアはどうあるべきか
一般的な住宅地において強力な規制はない
ヨーロッパの国々では古くからの建築を擁する街並みが多く残り、それらの地域では修繕工事を行う場合にも素材や色などに細かな制約があると言います。だからこそ美しい景観が守られているのですね。
日本にもわずかにそのような地域は存在しますが現在多くの住宅地は戦争や震災を経て高度経済成長期以降に造成されたものです。
街によっては風致地区で植栽等の制限を設けているところもありますが一般的には建築基準法に則って申請されていれば意匠について強い規制はありません。
そのような背景から現在の日本の住宅地は家ごとにバラバラな景観になっており、振り返ると平成以降は個性を主張することを競っていたような風潮があったように感じます。
流行を追いすぎると時を経て逆に古く感じて見えることも
しかしながら各家庭が「よそとは違う住まいに…」と個性を主張しすぎると落ち着きのない街並みになりがちです。それを面白いと感じる感性もあるかもしれませんが、ここでは『美しい街並み』という趣旨で話を進めていきたいと思います。
もうひとつ重要なことは、個性や流行を強く押し出したデザインは10年、20年と時を経て見た場合に少し古びて見えてしまうことがあるということです。
家や外構は一度造ってしまうとなかなか造り直すこともありませんので少し個性が弱くとも「飽きがこない」ことのほうが大切と言えるのではないでしょうか。
平成~令和に移った今では、かつての「何でもあり」のスタンスから少し落ち着いたモノトーンの雰囲気へとトレンドも変化しているようです。
エクステリアにおいても大判タイルや木目パーツを活かしたナチュラルで整然としたスタイルが好まれるようになってきました。
ナチュールのスタンス
私たちナチュールでは普遍的でオーソドックスなスタイルを提案しています。
ある程度のトレンドは意識しますが過剰にデザインすることも積極的には行っておりません。これは永くお使いいただいても飽きがこない、使いやすい等に重きを置いているからに他なりません。
基本的なコンセプトのお話をしましたが、もちろんお客様からの様々なリクエストには可能な限りお応えしておりますのでデザインに関するご希望や思い出の品物を取り付けたい等のご要望がありましたらどうぞご遠慮なくおっしゃってください。
モジュールという考え方
ものづくりの世界ではどのような業界であっても基準・規格となる寸法が存在し、これをモジュールと言います。
エクステリアでいちばんメジャーなのはコンクリート・ブロックの規格ではないでしょうか。いちばん広い面の長いほうが40㎝、短いほうが20㎝という大きさです。
一方タイルは30㎝の倍数であることが多くフェンスは1枚2mの製品が多いのです。
そしてそれぞれの材料を使用する部分はできるだけその倍数で設計することによって切りものがないぶん美しく、作り手の労力も少なくて済む(=見積りに加工費を加算しなくてもよい)というメリットがあります。
ナチュールでは過剰なデザインをしていないと申し上げましたが、ただデザインをしないということではなくじつはシンプルに見せるための緻密な作業を行っているのです。
ナチュールはデザインも一貫体制の一部です
そしてそのような設計意図を現場の職人にも伝える必要がありますが、ナチュールでは1人の担当者が設計から現場管理まで行いますので伝達ミスが極めて起こりにくい体制と言えます。言い方を変えると設計者が営業も現場管理も担当するというスタイルですね。
これはお客様にとっても担当者がその都度変わるよりも気持ちが楽なのではないかと思いますがいかがでしょうか。
| このような会社ですがエクステリアを任せてみたいと感じていただけましたら是非ともご相談お待ちしております。 |
デザインに関するよくあるご質問
Q 見積り時にいただく設計図面は費用がかかりますか?
A 基本的には無料です。業者選定中で3回以上の設計変更をご依頼の場合は有料とさせていただきます。
Q 設計変更って何回までしてもらえるんですか?
A 業者選定後であれば何回でも大丈夫ですが節度を持ってお願いします。
Q 設計変更っていつまで可能なんでしょうか?
A 着工前であればいつでも大丈夫です。
Q クローズ外構、オープン外構とはなんですか?
A クローズ外構は門や塀で囲われた外構をさし、オープン外構は逆に囲いを持たないエクステリアのことです。
Q それぞれのメリット・デメリットは?
A オープン外構は設計の自由度が高く費用も抑えられます。クローズはその逆ですが近年では防犯性の観点からクローズ外構が見直されつつあります。
