横浜市金沢区の外構リフォーム工事で現場主義について考える
前回の記事で「現場主義と図面主義」なる言葉を使いましたが、もしかしたら分かりづらかったかも…と思い掘り下げてみることにしました。
現在まさに外構のリフォーム工事を行っているわけですが、例えば写真のように階段の位置を決めるにあたって「どこを基準にするか」で何センチか位置が変わってくるのです。既存の壁から測るかタイルの目地を優先するのか、みたいな感じですね。
私は現場で職人と話しながら決めていくことが多いです。その時に多少図面と誤差が出ても現場の納まりを優先します。これが現場主義です。
一方「お客さんと打合せを重ねて描いた図面なのだから余程のことがないかぎりは設計通りに作ってください」というのが図面主義或いは設計主義という考え方です。
こう言ってしまうと身も蓋もないのですが、どちらも間違いではありません。設計者によってどちらか寄りというのはあると思いますが皆さん状況判断で使い分けているというのが現実だと思います。
ただ私のように現場に通うのを好む者は現場主義、ひたすらオフィスで図面に向かうのを好む人は図面主義、というような傾向はあると思います。
私は現場主義ですが「如何にも設計者」という感じの図面主義にちょっと憧れはありますね。