横浜市港南区でステップ(下地)を造作
もともとはウッドデッキとウッドフェンスで構成されたお庭でしたが、腐食が進んできたためリフォームのご相談でした。現在、人工芝のお庭にするための工事を進めています。
商談の段階では人工木材のデッキと人工芝のプランを並行して検討されていましたがご家族で話し合いの結果、人工芝プランが採用されました。
ウッドデッキのメリットのひとつとしてウォークスルーに近い形で家と庭との行き来ができますが、人工芝の場合は段差を解消するためのステップ(階段)が必要になり今回はそのステップの下地の様子となります。
玄関やお庭に設けるステップはコンクリートやモルタルのセメント系で仕上げる場合とタイル張りで仕上げる場合がほとんどだと思います。厳密にはレンガや石を使ったりウッドデッキ風にしたりといろいろ種類はあるのですがごく少数ですので割愛させていただきます。
この事例はタイル張りの下地となりますが基本的にはコンクリートブロックを積み上げて形を造り中にコンクリートを打ちます。ステップの高さが建物の基礎(建物の下側のコンクリート部分)の高さ以内で納まるときはそのままくっつけてしまって良いのですが、建物の外壁(基礎より上の部分)に達する高さの場合は外壁を傷めないように緩衝材を入れるか隙間をあけるようにします。
タイル張りで仕上げるときにはできるだけタイルをカットしなくてもいいように仕上がり寸法からタイルの厚みプラスαの寸法を引いて下地を造りますが、タイルは品物によって微妙に大きさが違うのでタイルの大きさをミリ単位で職人さんに伝えてあげることが重要です。そしてブロック職人がいかに正確に指定通り下地を造ることができるかでタイル職人のやりやすさにもかかわってくるのです。